marokichi's blog

オモイキモチも文字におこそーか。

悔しいのも楽しいのも

「LAWSON presents 夏川椎菜 Zepp Live Tour 2020-2021 Pre-2nd」

 

 

昨今、世界を取り巻いている"アイツ”。

このツアーも例外なく大きな影響を受けていて。

2度の延期を繰り返しながらも無事、ツアーを完走。

 

関係する全ての方と参加された全ての方、お疲れさまでした。

 

 

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今回のライブにおいて一番の見せ場となっているのが生バンド。

過去、TrySail及びお三方のソロなどで生バンドでの歌唱、という機会はTrySailとしてリスアニLIVEなどの限られた中での披露だけでしたが、今回満を持しての生バンドということで発表されたときからとても楽しみにしていました。

 

個人的な話をすると、もともと私自身が事務所の先輩であるスフィアさんを見てきた経緯があって、先輩たちが生バンドで歌唱する姿を見てきたので、TrySailちゃんたちでも見たい!という気持ちがあり、アンケート等でも生バンドで~とこっそり書き続けていたので、それが叶ったのも嬉しかったですね。

 

 

 

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今回のライブについて、夏川さん本人がライブ中のMCやインタビュー(夏川椎菜5thシングル『クラクトリトルプライド』はゲームを意識!? “負けず嫌いな自分”を描いた同曲をインタビューで紐解く - ファミ通.com (famitsu.com))でも仰ってましたが、「修行」のようなものだと。

 

その「修行」というのは我々観客側にとっても同様なのかなと感じていて。

”アイツ”と向き合いながらのライブ開催ということで声を出すことやジャンプが禁止であったりマスクの着用必須であったり。

今までなら出来ていたことが出来ないライブ、悔しい思いを少なからず抱えていたことは誰にとってもあったと思います。

 

でも悔しい!!!!って大きな声で言うことってなかなか憚られるというか、そこは大人になって飲み込んで言わんとこってなりがちなところだと思うんですが、夏川さんはそれはそれ!これはこれ!って言ってくれるところが素敵で。

 

夏川のスーパーボール講座 | 夏川椎菜オフィシャルブログ「ナンス・アポン・ア・タイム!」Powered by Ameba (ameblo.jp)

 

 

そう、話が少し逸れましたが、今回のライブがその悔しさを抱えながらも楽しい!を両立出来るライブだったんじゃないかなと。

今回セットリストの最後の曲になっている最新シングルの「クラクトリトルプライド」。

 

「悔しいのも 楽しいのも ほら目を見て話すように それじゃ、受け取って」

 

そんなフレーズが歌詞の中にありますが、悔しさも楽しさもひっくるめて今しかないこの時間を存分に味わうことが出来る、そんな印象的なライブだったと思います。本人も各会場のMCでも「今日しか来られない人のためにも全力が出せるようになった」だとか「一瞬を大事に」などそういった言葉が多かったのが印象的でした。

 

延期したことで夏川さんの誕生日当日に大阪公演が重なり、ステージ上でのサプライズであったり、ファンが小道具を用意したりと。この状況下だからこそ起きえたことだと思いますし、悪いことばかりではないなあ、なんて思ったり。

 

 

そんな一つ一つの時間を大事に、"アタリマエ"にしないようにする姿は、

自分の呼吸感と合う部分でもあったりするのですごく暖かい気持ちを毎公演頂きました。

 

 

 

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そんな武者修行となったツアーを終え、レベルアップした夏川さんがどんな姿を見せてくれるのかを楽しみにしながら。

それでは。



P.S.

実は最終公演前からちょこちょこ書き進めていた記事なのですが、同じようなことを最終公演のMCで仰っていて驚きました。


こんな中だからこそあえて大きな声で、またね!!

LAWSON presents 夏川椎菜 1st Live Tour プロットポイント

「影」は太陽が照らす明かりの下でも、月が照らす明かりの下でも存在しその形を映すものですが、その中身は黒く塗りつぶされてはっきりしない。

映し出されたその影はそのもの自身と同じであって同じでない。曖昧なようでその存在は確かにある。ネガティブだったり、卑屈なことに対して「あの人は影がある」なんて言い方をしたりしますが、きっとそんなものは誰しもが抱えているものなのだと思います。

 

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夏川椎菜さんのソロアーティストとしての活動は”ジシン”を持って始まったものではなかったのかもしれません。ameblo.jp

当時のブログからも、不安しかないという言葉があったり、インタビュー等でもTrySailの他2人が先にソロデビューしていてこともあって劣等感や、音楽というものに対する難しさに苦悩していた、というような言葉が本人の口からも語られていました。

自分の歌いたいこと、やりたいことがアウトプットできなかった当時のもどかしさから変化を見せた2ndシングルのリリースをきっかけに、自分のやりたいことをレジュメに起こして提出するまでになった夏川さん。

 

そんな中で制作された彼女の1stアルバム「ログライン」。

そしてその楽曲たちと迎えた1stライブ、ツアー。

「LAWSON presents 夏川椎菜 1st Live Tour プロットポイント」。

 

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このライブは、曲を続けて歌うだけのライブでは無かった。ダンサー(名称:ヒヨコツインズ)2人と主人公のパンダが舞台上での寸劇を挟みながら楽曲を披露していく、ひとつの物語のように進んでいった。

 

始まった1曲目は「グレープフルーツムーン」。彼女の1stシングル表題曲であるこの曲から始まることは、この物語自体が彼女のものであることを表しているかのように思われました。しかし同時に円型のスポットライトに当てられた彼女の後ろには「影」が出来ていて、満月に浮かぶ影のように見え、その影が物語における主人公(便宜上 "ボク” とします。)のようにも見えた。

歌詞のなかにも「影」というワードがありますが、それは「かげ」ではなく「ねがい」とルビが振られていることからも夏川さん自身と”ボク”との関係性を示唆するようなもののように思えました。

 

 

そうして紡がれていく物語とログラインの楽曲。

 

 

最後の2曲となり、まず歌われたのは「パレイド」。

ameblo.jp

本人も認める救いがない曲。同時に劣等感を抱える全て人に寄り添える曲だと思っていて、私自身もこの曲に”救われ”ました。

この曲から夏川さんと"ボク"は同じステージに立ち、頭を垂れ、体を揺らし、物語と楽曲がリンクしていきます。不安や劣等感を抱えながら、アーティスト活動を始めた夏川さんと物語の中の"ボク”。その姿は鏡に映したようなそのままでは無くて、同じでありながら別の一面を見せているまさに影のように思えた。

 

そして最後の曲「ファーストプロット」。

この曲はアルバムでも最後に収録されていることと歌詞の内容から「パレイド」のアンサーソングを思わせるような曲となっていますが、この曲は「パレイド」とはうって変わって柔らかい笑顔を浮かべながら歌うのがとても印象的な曲。それは、「ログライン」というアルバムを通じてこれが"ボク"のストーリーだと”ジシン”を持って言えることが出来るからこそ出ているもののようだと感じます。

この曲のミュージックビデオの最後、それはこんな一文を夏川さん自身が本に綴って終わります。

 

自分をさがして 自分をさがして つまづいて 怖くなって それでも歩いた 不安でも歩いた 歩き続けて ようやく見えた

 

そしてアウトロに乗せて夏川さん自身が退場、その影を追うようにして"ボク”も退場したところで第1部は終了。

 

アンコール後「ここまでを夏川のフェーズ1とするならば、ここからはフェーズ2です!」ということを毎公演夏川さんの口から出ています。

"フェーズ(phase)"という言葉には「段階」という意味があります。毎公演言っていることなのでこの言い方にこだわりがあるように感じていて、まだ道の途中だ、また違った私を見せるぞ、というような強い意志を感じます。

「Ep01」収録曲から3曲を披露。

中でも固定曲となっている「ワルモノウィル」、こちらでもライトに当てられて映し出された影が檻に囚われた"わるい子”がそこにいるかのように感じられました。

 

そしてこの曲は私自身とみんなを応援し合う、私とみんなを繋ぐ曲です、と最後の曲「チアミーチアユー」を披露してライブは終了。1部では夏川さんを追うようにして退場した"ボク”は最後、夏川さんと手を繋ぎながら一緒に退場します。1部と2部は分けられているようで、ちゃんと繋がっているんだと再確認。

夏川さんが創り出すセカイに思いっきり没入出来る、素敵なライブでした。

 

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ツアー初日、千葉公演のMCでこんな言葉がありました。

 

「このライブは自分がやりたい!ということをたくさん詰めたライブです。アーティストとしてデビューしたときはやりたいと思うようなことが無くて、でも今こうしてやりたいと思えることがたくさんあるということがとても嬉しいです!」

 

この言葉が私にとってもめちゃくちゃ嬉しい言葉だった。

これからも夏川さんは自分の色を大事にしながら、色んなことに挑戦していくのだと思います。そこに映し出されるものがどんなものであるか、私は楽しみでしかないのです。

マギアレコード。

Magia Day 2019に行ってきた。


当日ワルプルギスの夜(台風)が直撃コース。
まどマギのイベントは悪天候であることが多いらしい。いや持ってんな(何を?)

朝からその影響から新幹線の最終が早まることが決まっていて、ああでも時間的に行けるには行けるなあと腹は決まったところで家を出た。

会場到着してTwitterを見ると追加の運休情報。18時以降の新幹線がほぼ全滅。臨時便も最寄り停車が無く、人権が無かった。帰れんやんけ。

そこまで来ると逆に吹っ切れたので即周囲への連絡を済まし、カプセルホテルの予約を取るムーブ。9月に入ってから1年近く忙しなかった仕事が少し落ち着いていたのは大きかった。趣味活動は優先ではあるものの、それはやることをきっちりやった上で、というのが自分の中で決めていることでもあったので。





このイベントは「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」というスマホ向けゲームのイベント。この作品との繋がりについてまず触れる。

このゲームは"外伝"と名が付いていることから分かるように親作品が存在していて、それは言わずもがなTVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」。
今さらまどマギについて説明は不要かと思いますが、独特な世界観と音楽が特徴的なダークファンタジー。未視聴の方には是非見て貰いたい作品。

個人的にも大好きな作品であって2013年の大晦日に劇場版の前編、後編、新編の一挙上映会に行ったり、2014年のオーケストラコンサートに行ったりと一つの作品に入れ込む熱としては他の作品以上のものはあった。調べて思ったけどもう5,6年前になるんだなと()

そして2017年8月にマギレコのアプリがリリースとなるわけですが、当然リリースからプレイを…というわけでは無かった。何故かと言われるとそもそも論として、スマホ向けゲームがあまり得意でないというのが大きくて、明確な終わり(クリア)が存在しないところから手を出すことが躊躇われていて。ゲームをやるとなったらとことんやり尽くすしアイテムなんかは全コンプしてやろうというタイプの私にとってはスマホ向けゲームが向いてないのだと思う。
そんな中マギレコのリリースの2ヶ月前、別の私の好きな作品でもある「アイドルマスターミリオンライブ!」のアプリゲーム「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ」のリリースがあり、こちらを重い腰をあげてプレイを始めたこともあって、マギレコは手を出せなかった。

そこから時間は経ち、結果としてはミリシタのin率は下がるようになる。
コンテンツ自体は好きであることに変わりはないのに続けられない自分が嫌であったりしたのですが、最近になってやり込むことだけがコンテンツ愛ではないという風にも思うようになった。今回に限った話ではなく、オタク活動全般にこの精神を浸透させたらば、だいぶ楽になった、というお話。

そんな経緯があった中、今回のMagia Day 2019の開催の告知を見たときに行きたいなと思った。まぁきっかけはTrySailとその3人なんですけれど。
もちろん、主題歌を担当していることもメインキャラを担当していることも以前から知っていたが、そこに対する熱がここ1年くらいで大きくなったというのが大きいかもしれない。
ただ、チケット申し込みする前段階としてゲームを始めることにした。作品ありきのイベントは、「その作品が好きな人」が行くべきだと個人的に思っているので、アプリを始めて面白いと思えたら行こうと。ちなみに別の目当てがあってという人を批判するつもりは無く、自分はそこまで"個人"にのめり込めない部分があるのである意味で尊敬、と言えるような面もあります。自分的にそういう自分が許せないというだけ。閑話休題

そして触れたそのストーリーであったり世界観であったりは自分が好きだったまどマギのそれと同じで即ハマる。考えてみれば同じ制作陣が多く入っているから当たり前なのだが。
好きな声優さんたちがフルボイスでメインストーリーやってくれてるのもグッときた。
無事(?)チケットの申し込みをし、当選させて頂いたので今回の参加に至る。





チケットを発券してみるとまさかの最前、しかもほぼ真ん中辺りで目を疑った。オタク人生初の最前である。神様ありがとう。
YouTube配信の映像見たらがっつりフリー素材になってたのは内緒。)

開演時間になると深月フェリシア(CV.佐倉綾音)の注意事項アナウンスに続いてアニメプロデューサーの石川さんが登壇。
アニメの放送が2019年から2020年1月からの放送になることが伝えられたことに続いて、まさかの第1話の先行上映。
ネタバレになるので内容については伏せますが、アニメもちゃんとまどマギだったことが凄く嬉しかったし期待感が大きいなと思います。お楽しみに。

続いてライブパート。シークレットでClariSの登場。
コネクト→シグナル→カラフルの3曲披露。カラフルが凄い好きな曲なので嬉しかったですね。
マギレコのアニメでもEDテーマを務めることが発表されました。

そしてキャスト陣の登壇からのトークパート。夏川椎菜さんのキャラに寄せたサイドテールが素敵。
第1部の振り返りということでの映像を交えてのトークでしたが、私自身10章まで進められておらず、
盛大なネタバレを食らってウワアアァアアー!!ってなりましたが同時に早くそこまで進めたいと思ったので頑張ります。

そしてミラーズトーナメント。
アニメPの石川さん、ゲームPの外山さん、劇団イヌカレー(泥犬)さん、蒼樹うめてんてーのバトル。
さながらeスポーツばりの盛り上がりを見せて笑った。アニプレックスは忖度も出来ないのか。
忖度のお陰で(?)銀座九兵衛のお食事券12万円分を雨宮天さんが一人勝ちでかっさらってったのさすがすぎる。
子猫ちゃんたちに奢るそうです。
ameblo.jp

2回目のトークパート。
アニメと第2部に向けての情報公開。時女一族のキャスト3人がシークレットとして登壇。十手を持ってきた相良茉優さんナイス。
2部のキーワードは「グループ」ということで様々な魔法少女たちが関わって展開していくのかなというところが楽しみですね。

そして最後に再びライブパート。
時女一族のテーマソングということで初披露。こう、キャラクターソングが増えてくると色々期待しますよね。何とは言いませんが。
そしてTrySailの「かかわり」。マギレコといったらやっぱりこれ。
2部のテーマソング、アニメのOPも担当することが発表もあり、ますますマギレコとの繋がりが深くなっていくのが嬉しくもあります。
これで終わり、と思いきや麻倉ももさんだけステージに残り、雨宮さん、夏川さんは降壇。
麻倉さん演じる環いろはのキャラクターソング「余白のほんね」が初披露となりました。
これ1部をクリアしてるとめちゃめちゃ感慨深いんだろうな~~~って思うと同時に大切に大切に歌う麻倉さんが素敵だなと思いました。

これをもってイベントは終演。
アニメ、2部へ向かっていく3年目のマギアレコードのスタートとしての大きな1歩を見届けたなと思いました。

マギレコはいいぞ。




と、気付いたらすっかり堕ちていたわけですが、
まぁ今後もゆーっくりなペースだと思うんですけど、ストーリーを進めながらマギレコと関わっていこうと思います。
ミリシタ同様にね。きっとどちらもただただエンジョイ勢ですけど。のんびり楽しみながら応援します。

マギレコはいいぞ。

時が違えば受け取り方も異なる

先日、映画ライオン・キングを見てきました。

近年のリメイク、リバイバルの流れの中で例に漏れず製作となった本作。内容はオリジナルと同様、映像のみがフル3DCGになったような感じ。

食物連鎖という自然の摂理にテーマを置いた作中で、頂点に君臨するライオンを中心に描かれる作品ですが、敵対するハイエナ側から物語を見ると大袈裟に言えばパワハラじみたライオンからの圧力によって満足いくだけの狩りが出来ない、腹を満たせない、という現実に戻された格好。こんな理不尽あるかい。
もちろん、そうあることで均衡が保たれていて言わば必要悪的な意味を孕んでいることには間違いないのですが、演出として基本的に"狩られる側"である草食動物が"狩る側"であるライオンに従っていること、そのライオンが捕食をするシーンが一切無いことに違和感が残ったところ。

正直、昔見たものは10年以上前になるのでニュアンス的な部分まで含めて今作と同様であったか、というのは覚えていませんが基本的にライオンの英雄譚的に描かれた本作に於いて別の視点でモノが見れた、というのは自分の中での変化を知れたという意味で貴重だったかなと思ったのでした。
雨宮天さんと生年月日2日違いの私なので、だいぶいい年になっておりましてそういう変化もあるわな、という次第。


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話変わりまして、雨宮天さんの第2回「音楽で彩るリサイタル」東京公演に行ってきました。
リサイタル、という言葉の意味は独唱会。独奏会。

雨宮さん本人も繰り返し仰っていましたが、これは雨宮さんの雨宮さんによる雨宮さんのためのイベント。
雨宮さんの好きな曲(主に70年代80年代の歌謡曲)を好きなように歌っているのをたまたま見られるお客。そんなイベント。
第1回は私は参加できなかったため、今回初めてになりました。
セットリストは以下のとおり。



1.北ウイング(原曲:中森明菜)
2.迷い道(原曲:渡辺真知子)
3.東京ブギウギ(原曲:笠置シヅ子)
4.SWEET MEMORIES(原曲:松田聖子)
5.ウイスキーが、お好きでしょ(原曲:石川さゆり)
6.Yesterday Once More(原曲:カーペンターズ)
7.雨の慕情(原曲:八代亜紀)
8.飾りじゃないのよ涙は(原曲:中森明菜)
9.フレンズ(原曲:レベッカ)
10.VIPER(リサイタルver.)



渋いッ!!!
有名曲であったり、CMで使われている曲が多いので馴染みがあったり知ってるよという人も多かったのではないでしょうか。
私自身、懐メロ好きなので心の中で心躍りながら聞いておりました。(といっても私の場合は90年のPOPSが好きなのですが)

どの曲についても。原曲のアーティストさんに歌い方を寄せていてまさにカラオケといった感じで楽しそうな雨宮さんなのでした。
ピアノ伴奏として登壇した橘哲夫さんのコーラスの素晴らしさも見逃せなかった(ここ大事)

様々なアーティストさんのカバーを歌った最後に自分の持ち曲である「VIPER」を歌いましたが、
色々な表現で歌われた曲が続いた中での「VIPER」はツアー中何度と聞いた曲でしたが受ける印象が違っていて、
他の人とは違うこれがアーティスト雨宮天の表現なのだ、というのを"魅せる"かのように感じられました。ホント、カッコよかった。
楽しそうな雨宮さんと、それを見て楽しい我々お客さんと。そんな素敵な雰囲気と空気感に包まれたイベントでした。
第3回にも期待したいところ。


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例えば、好きでは無かった食べ物が好きになったり、何も感じなかった音楽の歌詞に沁みいってしまったり。
時を経るごとに価値観だったり好みというのは変遷していくものであるというのをここ1,2年の自分の中で大きく感じていて。
もちろん、自分の中で大切にしている変わらないものというのはありますが、そういった変化は肯定的に受け入れています。



まあ何が言いたいかって、気付いたらだいぶおっさんになっていた、という現実なのでした。終わりっ。

TrySail Live Tour 2019 "The TrySail Odyssey"

"Odyssey"

古代ギリシャの長編叙事詩が由来の英語で、その内容から「長い冒険の旅」を意味する言葉。
まさにこのツアータイトルがぴったりなように、2月末の幕張メッセイベントホールから始まり、期間にして約半年、過去最大の全20公演を数えた旅路の終着点は再び幕張メッセイベントホール。


行ってきた。全曲簡易レポ+αです。



1.WANTED GIRL
すっかりTrySailを代表する曲のひとつになった曲。フェスなどでも1曲目に使われることも多くなりました。コールや振りなども簡単でみんなで盛り上がれるこの曲は、これからも斬り込み隊長として活躍してくれることでしょう。



2.CODING
ザ・EDM。ダンスが特徴的な曲です。個人的には指をOKサインにして目に当ててフォーメーション組むところがすき(伝われ)。純粋に縦ノリが楽しく、開幕から"アゲ"てくれました。



3.未来キュレーション
アルバムからの新曲であり、ツアーの中で大きく成長した曲でもあるかなと思います。

振り返って溜め息一つついてもいいんだよ 励まして励まされて 救って救われて 夢に近づける様に

という歌詞が好きで、可愛らしい曲ではあるものの、自分の弱さを認めつつも前向きに進んでいこう、という元気を与えてくれます。



4.VIPER (雨宮さんソロ)
私の毒成分を、と歌い始めたのが印象的な1曲。今までの曲以上に、妖艶でカッコよく雨宮さんらしさが詰まっている曲。この曲をここまで豊かな表現力でもって歌いきれるのはさすが。TrySailとしてステージに立つときの無邪気で少年のような彼女とはまた違って、でもそのどちらも飾らない雨宮さんなのだなと再確認しました。



5.Good Job! (麻倉さんソロ)
麻倉さんの1stアルバムのリード曲でもあり、ソロアーティストとしての共通コンセプトでもある恋の歌の中でも明るく、少女漫画の主人公のような世界観が特徴の曲。"Good Job"の歌詞に乗せてサムズアップする一体感がとても楽しいんですよね。



6.ステテクレバー (夏川さんソロ)
夏川さんのソロ曲については9月から始まる1stツアーの際に改めて触れたいと思うので、今回は割愛。
1stアルバム「ログライン」のリリースイベントでも夏川さん本人が「声優さんとか興味ないけど音楽は好き!という人に聞いてほしい」と仰っていたのでささやかながら布教活動?をしていましたが、特にこの曲は人気が高かったように感じます(当社比)
実際、この千秋楽でも多くの人が盛り上がってくれていたのでとても嬉しかったです。おいでよ、1stツアー。



7.またね、
今回のアルバムのバラード枠ですが、今まで以上に良い意味で重たく、切ない曲。
今回のツアーは高さや配置がアシンメトリーで特徴的な舞台セットとなっていました。
natalie.mu
(少し見にくいですが、ほかに写真見つけられず。。。)
「またね、」はこのセットを生かしながら階段に座って歌ったりする部分が印象的で、高音域だけでなく低音域でのハーモニーがビリビリと心情に響く。公演を重ねるごとに洗練されていったこの曲は、今回のツアーの見どころのひとつの曲だと感じました。



8.Make Me Happy?
ツアーを通してのこの曲の見どころは2番Bメロ。夏川さんが”愛しの”麻倉さんのところへ手を広げてハグにしに行くもスルーされるのがお約束となっていました。今回も華麗にスルーした・・・と思ったら麻倉さんからハグ。よかったね、ナンちゃん。笑
でも一番面白かったのは名古屋公演で雨宮さんが夏川さんを手で制止して麻倉さんにハグしにいったときかなぁ



9.whiz
ツアー後半、セトリが変わってからレギュラー曲となったwhiz。この曲の良いところって自然なところだと思うんですよね。3人ともふっと笑いながら歌うのがいつも印象的。



10.Brave Sail(日替わり曲) → 11.バン!バン!!バンザイ!!!
この2曲は幕張仕様で特別にトロッコ乗車。今回は花道が無いステージセットだったのでアリーナでも後方は距離があるように感じられましたが、トロッコ時は目の前まで来てくれるので嬉しいですよね。バン!バン!!バンザイ!!!はもうすっかりライブでは定番の曲となり、バンザイで生まれる一体感はTrySailの楽曲の中でも唯一無二です。



12.コバルト(ハモリver)
こちらもライブではおなじみのハモリ曲でしたが、選曲は「コバルト」。アルバム「TryAgain」をひっさげた今回のツアーの中でも大きなTryだったと思われます。ハモリというと調和というか、バランスが意識されるようなことが多いように感じられるのですが、今回のコバルトでは3人がそれぞれ悪く言えば殴り合うような、個性をぶつけ合いながらもハーモニーを奏でているようなところが印象的でした。でもそれは決して歪なものじゃなくて、確かな形として表現されているところが凄かった。3人それぞれが信頼しあっているからこそぶつけ合えるんでしょうね、きっと。



13.Take a step forward
アルバム新録曲の中でも個人的に一番好きなのがこの曲です。今までで無かったタイプの真新しい曲で、ライブでは初めてスタンドマイクを使用して歌う曲となりました。
曲名の通り「一歩前進」。何度挫けても傷ついても一歩一歩歩みを進めていくことの大事さ、器用に歩くことは出来なくても少しずつ積み重ねることなら出来るなあと。



14.Truth.
CODINGと並んで振りコピ最難関クラスでしょこれ。w
難しい=カッコイイの裏返しでもあり、Truth.はとにかくダンスがカッコイイ。2番後からラスサビ前の間奏部分は見応えが凄い。



15.Believe
ライブだけの特殊の長いイントロ→早衣装替えから始まるアルバム収録曲の中で熱く、燃える曲です。
ダンス一番好き、Believe。「夜明け前が一番暗いらしい」といった歌詞も厨二心をくすぐる。



16.Sunsetカンフー
このツアーで最も大きくなった曲は?と聞かれたら間違いなくこの曲でしょう。
一見面白い曲のように思われがちですが、この曲は一切笑わず本気の"修行"を行うとこが一番のキモだったりします。
間奏では雨宮さんが「修行ターイム!」と煽るのがお馴染みになりましたが、千秋楽はまさに渾身のそれでした。
youtu.be



17.Odysseyスペシャルメドレー(Sail Out!→primary→Youthful Dreameradrenaline!!!)
メドレーは美味しいところだけをたくさん食べられるのが幸せ。
Youthful Dreamerを聞くと、いつでも初心にかえることが出来ます。初めて見た1stライブのあの時の気持ちは忘れたくないものですね。



18.azure
この曲を歌う前、毎回のように言っていた言葉がありました。それは「皆さんへ感謝の思いをこめて」といった内容の言葉。

「忘れない 決して忘れない」「またいつか会えたなら」

次の機会はきっとあるでしょう。でもそれは当たり前なことではなくて、ライブというのは同じものは存在しない。
毎公演この曲で〆るたびに沁みていましたが千秋楽は特別でしたね。



EN1.Baby My Step
最近になって沼堕ちTrySailを好きになってくれた友人と連番でしたが、この曲が歌われてよかった。
1stツアーから歌い紡がれてきたこの定番曲はTrySailのライブの楽しさがいっぱい詰まった曲だと思うので。



EN2.TryAgain
アルバムリード曲にして今まで以上にTrySailらしさが詰まった曲。
「大きくなきゃ夢じゃないでしょう?」「諦めることを諦めた」
きっとこれからも挑戦を続けていく彼女たちの中にはこんな思いが詰まっているに違いない。



WEN.WANTED GIRL
はじめにも書いたように、このツアーは幕張から始まり、幕張に戻ってきました。でもそれは”ゴール”なのでしょうか?ツアーという旅路における終着点ではありますが、きっとまた彼女たちは新たな場所へ向けて”出航”します。同じように、この曲から始まったツアーがこの曲で終わるということはその先の未来へ向けたものなのではないでしょうか。考えすぎかもしれませんが、そんな風に感じました。





ツアー総括。
アルバム「TryAgain」をひっさげた今回のツアー、中に入った楽曲は今までに無かった”Try”がたくさん詰まったアルバムでした。結成から4周年、5年目を迎え業界内での立ち位置も変わりつつある中で貪欲に新たなTryを続ける3人。1stライブで雨宮さんがこんなことを仰っていたのを思い出します。
www.animatetimes.com

「私たちはまたいろんなTryをさせていただくと思うんです。その度に、大丈夫かなって不安になったりすることもあると思うんですけれども、みなさんの応援に応えられるように、私たちも精一杯がんばっていきますので、これからも支えてください!」

今回のツアー中、壁に当たることもありました。
しかしTryAgainの歌詞にもあるように「悔しさに涙流れるのは本当に全力で挑んでいるから」。

"Odyssey"はここで一度幕を閉じますが、きっとまた新たな挑戦へと”出航”するでしょう。今回のツアーを通じて大きく成長した3人がどのように進んでいくのか、どんな景色を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。






そしてこう言えることがとても嬉しい。





「またね、」

はつとーこー

かつてピチピチのJK(死語)が「ヤバイ」の一語で様々な感情を表現していたように、今で言えば「エモい」と言ったような言葉があって、それ自体は凄く便利で使い勝手が良いものであったりします。

 

 

はじめまして、初投稿になります。

インターネッツの海に身を置いて長いのでブログも初めてのことでは無かったり。

再び始めた理由については冒頭に書いたことに繋がるんですが、私が現状やっているいわゆる’’SNS’’というものはTwitterのみでした。

Twitterってやつはとても使いやすい反面、140文字という限られた制限の中でしか書けないので表現したいこと全てが書ききれないことが多いなあと最近特に思うところで。

 

特に私自身の趣味でもあるライブに行ったりするなかでの感想に「エモかった」というのは、Twitterにおいては短く、端的に表現出来るこの言葉はある種、正しくもある気がするのですが、もっと細かいところに触れたいとの想いから、になります。

 

堅いことを言っているようですが、要するに「オタクは語りたい」です。

実際、そんな内容のあることを書けるほどの文章力はありません。。。

 

そういったライブの感想を書く場にしようかなとは思っているのですが、それ以外のことも書く気になれば書くだろうし、行ったもの全てについて書くかといえばそうでもなく。何か月またはそれ以上に更新が無いこともあるんじゃないかというゆるーいものになると思いますが宜しくお願いします。

 

 

 

 

余談ですが、開設自体は2019/7/18に行っていました。

夏川椎菜さんお誕生日おめでとうございます(遅